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ソーシャルワーカーの活躍の場は広がっています。就職先は、市役所、児童相談所、病院、社会福祉協議会、地域包括支援センター、家庭裁判所など多岐にわたります。授業は実習などを通して、これまで知らなかった「領域」に出会えるのも魅力の一つです。
さまざまな現場で活躍する卒業生とその仕事の魅力をお伝えします!
藤江 彩さん
所属名:社会福祉法人つつじ 児童発達支援センターぐるんぱ
私は児童指導員として、発達に課題のある子どもさんの療育に携わっています。障害特性から集団生活になじみにくい子どもさんや、コミュニケーションや社会性に苦手さのある子どもさんが来られていますが、一人ひとりに合わせて環境設定や活動内容を少し工夫することで、子どもさん自身が“自分で理解して取り組める”ことも沢山あります。
現場では、本人の障害特性や理解、スキルをアセスメントし、個々に合わせた設定で成功体験が積めるように日々支援しています。また、幼児期、学齢期とライフステージが進み、環境が変化しても子どもさんが安心して生活できるように小学校等の関係機関との連携も行っています。
日々支援する中で、できなかったことが“できた”に変わった瞬間は私自身の仕事のやりがいでもあります。
早期療育という言葉をよく耳にしますが、保護者の中には子育てや将来への不安をお持ちの方も多くいらっしゃいます。保護者の方と一緒に子どもさんの成長する喜びを共有し、その思いに寄り添えるのは、この仕事の魅力なのではないかと感じます。
職場の理念や雰囲気等、就職先によってさまざまではないかと思います。だからこそ、まずは自分の目で確かめたり、現場スタッフの生の声を聴いてみたりすることも大事だと感じます。就職してからも学びを深めながら、成長し続けられる職場はきっと沢山あります。福祉分野の就職先は幅広く、選択肢が多いですが、自分自身が「働きたい!」と思えるところに出会えることを応援しています。