本文
12月14日〜15日に岡山県瀬戸内市牛窓研修センター カリヨンハウスで開催された第16回中国育種談話会に福永研?金岡研(生命科学コース)の大学院生?学部生計6名が参加しました。福永教授、金岡研の大学院生?学部学生が研究成果をポスター発表しました。中国育種談話会は日本育種学会の中国地方の支部会で、今回は、岡山大学、広島大学、鳥取大学、山口大学と県立広島大学から教員?学生、農研機構西日本農研から研究員が参加しました。
岡山大学の先生の先端的な研究講演や参加した大学の口頭発表?ポスター発表にふれ刺激を受けました。また、島の宿泊施設で他大学の教員、院生?学生と寝泊りしていろいろと交流もできたようです。
発表体験記
大学院生(金岡研)「研究の一区切りとして、成果をまとめ発表することができました。今回は異なる分野での発表でしたが、今後の実験の方向性や、自身の発表スキルで足りない点を見出せたことが大きな収穫となりました。」
学部生3年(金岡研)「今回の育種談話会では、他大学の方々との交流を通じて、多くの学びを得ることができました。ポスター発表では、たくさんの方々にお越しいただき、興味を持っていただけたことで、大変楽しく発表することができました。また、貴重なアドバイスやコメントを多く頂いたため、今後の研究に活かしてまいります。 」
参加体験記
学部生3年(福永研)「今回の談話会を通じて、研究に用いる技術や実験方法が似ていても、研究題材が異なるだけで全く違う研究になることを実感しました。また、研究室で普段行っている先行研究の論文紹介や9月に広島大学で開催された日本育種学会(全国大会)への参加のおかげで、今回の発表も深く理解できるようになったと感じました。」
学部生3年(福永研)「談話会ではイネやコムギ、サツマイモ等といった主要作物の育種に関する研究発表を非常に近い距離でお聞きする、という貴重な経験ができました。また、口頭発表やポスター発表の時間以外においても、参加者間の交流が盛んであり、研究に関する意見交換も活発に行われました。私自身も、他大学の修士や博士の方から専門的な研究の話はもちろん、研究に向き合う姿勢や学部生時代では出来なかった経験などもお聞きし、多くの学びがありました。将来を考える今の私にとって多くの考えや意見をいただきました。(談話会に参加した学生の中で、学部3年生が参加していたのは本学のみだったので、より分かりやすく丁寧な対応をしていただきました。)今回の談話会は、聴講のみの参加でしたが、次年度の発表参加や研究意欲の向上につながる非常に有意義な時間となりました。」
福永教授コメント「庄原キャンパスは他大学から地理的に遠く、なかなかよそとの交流の機会がありません。今年は夏に広島大学で日本育種学会があり研究室の学生の皆さんにも手伝ってもらいながら学会の雰囲気を味わってもらいました。今回の日本育種学会の中国地域談話会のような地域の支部会は、比較的気楽に参加できて、卒論、修論などを発表できるまたとない機会です。また今回の同じ宿で泊まることも多く、他大学の先生方や学生の皆さんと一緒に飲み食いしながら和気あいあいとお話しできる貴重な機会でもあります。来年もまた研究室の学生と参加させていただきたいと思っています。企画?運営していただいた岡山大学の教員学生の皆さんに感謝いたします。」
フェリーで前島にわたりました。海がきれいなので海の写真ばかりになってしまいました。
学びの場は大学ばかりではありません。研究室で学会や研究会に参加すると、他大学?他機関の人たちと研究などを通して交流できます。これまでの多くの研究室の学生が学会発表などを行っています。