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国際文化学科必修科目「国際文化学概説」の内容を紹介します

国際文化学科での学習内容は多岐にわたっています。そこで本学科における学びの具体的イメージを1年生に理解してもらう目的で、1年生前期に国際文化学概説という必修科目が設けられています。各教員が自身の専門領域を紹介する講義を行い、それぞれの領域はどのようなことが前提とされて研究が行われているのか、各領域はお互いにどのように関係するのか、といったことを学生と一緒に考えていきます。実際に行われたものの中からいくつかの講義を学生の声とともに数回に分けて紹介します。

日本語と英語の音声学

日英語の母音?子音の種類と発音の違いについて講義を行い、日本人英語学習者にとって発音が難しい英語の音声(母音と子音)と難しさの原因についてグループで討議を行いました。

受講生の声

?今まで意識して日英語の発音の違いを気にしたことがなかったので、今回の授業はとても興味深かったです。
?これからの4年間、発音も重視していこうと思いました。
?英単語を学ぶ際、スペルだけでなく、発音も同時にしっかりと学ぶことが大切だと思いました。
?自分が英語の発音をどれだけあいまいにしているかということがわかりました。この授業で習ったことを活かして、これからはもっと英語の発音に注意し、意識して英語を読んでいきたいと思いました。

“どこ”に始まる地理学の世界:境界と領域(英国総選挙2015にみるスコットランド)

地域性や地域間の機能的関係がどのように生まれ、変化していくのか考える手がかりを得ることを目的として、英国の総選挙とスコットランド独立住民投票の結果を提示して、歴史的経緯や所得格差等の原因を考察しました。

受講生の声

?印象的だったのは、イングランドにしろスコットランドにしろ、政治を推し進める人々の後ろに国民の姿や意思が見られたところです。
?どうしてスコットランドがイギリスから独立するという話になったのか、その運動に至るまでの経緯が気になりました。また、独立した時のメリット、独立に際してのリスクなど、多くの情報を得てから自分なりの意見も明らかにしたいと思いました。
?私は地域間の経済格差はあまり意識してきませんでした。しかし、さまざまな小さな国が集まってできた英国では、その問題は日本のそれとは主に意識の面で比べものにならないくらい深刻なのかもしれないと思いました。歴史的背景や事情を知った上で今回の結果をみると、まったく違ったものに見えてきました。

言語を見る視角 : 言語と変化、文字に関して

人間の言語は、お互いのコミュニケーションのための主な手段です。一方で、言語そのものを見てみると、その中に力動的変容と分化の姿を見ることができます。言語に関する客観的な研究方法を紹介し、言語と文字の様々な面について身近な例をもとに考えました。

受講生の声

?もっと言語について学びたいと思いました。
?私は英語と韓国語を今勉強していますが、他の言葉も勉強してみたいと思いました。
?言葉と文字で歴史の長さがちがうのはどうしてなのか疑問に思いました。
?象形文字と判じ絵の違いは何なのだろうかと疑問に思いました。

比較国際教育学:中国の教育

中国には都市と農村に経済格差がみられますが、教育についても大きな格差が存在しています。本講義では、その実態について、具体的な資料、データをもとに解説しました。

受講生の声

?隣の国の教育制度が日本とこんなに違うなんて、正直言って驚きました。また、国の政策がこんなにも人々の生活や教育に影響を与えるなんて、わが国に当てはめて考えてみたくなりました。
?私は中国語を勉強しているので、これからは中国語でももっと情報に触れながら中国の実態を知りたいと思いました。
?私は中国人留学生ですが、中国人でもあまり教育制度のことについては詳しく分かっていないので、今回の授業を通じて中国をより理解することができました。