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【作業療法学科】自宅にて留学気分⁉学生が英語のオンライン講座で資格を取得しました‼　

印刷用ページを表示する 2021年3月1日更新

県立広島大学作業療法学科の学生がAMPSの認定評価者になりました。

作業療法士だと知っておきたい基礎知識「AMPSとは？」

　皆さん、AMPSという評価についてご存じでしょうか？

　これは、何かをする（例えば、チャーハンを作る、掃除機をかける、皿を洗う、等）ときの作業遂行の質と作業遂行能力を同時に評価する方法です。

　AMPSは、大規模な（約20万人）データにより、国際的に標準化された観察型のADL/IADL評価法ですから、対象者中心の作業療法を実践する作業療法士（専門分野を問わない）の治療介入計画や効果判定に適した評価法であるといわれています。

　この評価技術を身につけるには、研修会参加が必須なのですが、コロナ禍により世界中でAMPS講習会が開催できない状況が続く中、オンラインコースが開発されました。

　オンライン研修は、次の表に示した順序で1か月間、自分の好きな時間に学修できます。

AMPS講習会のカリキュラム表です

　この講習会、すごいのはナント！！自宅に居ながらにして、AMPSの開発者アン?フィッシャー先生など、有名講師のお話が聞けちゃうんです。すごい時代になりました！！

作業療法学科の学生がAMPSオンライン講習会を受講

　今回、作業療法学科3年生が，2020年12月中旬からオンラインコースを経験しました。今回は、その学生さんから寄せられた感想を抜粋しお伝えします。

　（以下、吉川先生が学生の感想からの抜粋した内容です。）

英語は，比較的ゆっくり，はっきりと発音していて聞き取りやすい。動画には英語字幕がある。知らない単語は動画を停止して調べることができる。英語マニュアルと日本語マニュアル（CIOTS Japanから入手できます）両方使用して進めた。
設定された時間よりも長く掛かってしまう可能性が高い。参考所要時間が45分でも60分かかることもあった。1週間に3，4日，3～4時間ずつ進めていった。
利点は，(1)自宅で自分のペースでどんな時間帯でも進めることができる，(2)説明が理解しにくかった部分は何度でも見直すことができる，(3)留学することなく，AMPSを考案されたアン?フィッシャー氏を始めとするCIOTSの先生方の説明を聴くことができる。
欠点は，(1)計画的に進めなければ，30日間で終了することができない。(2)英語マニュアルが届くまでに数日かかり，海外輸送費を要する。(3)通信状況により動画が時々止まる。(4)メールで質問できるが，英語なのでハードルが高い。
受講しながら生活の中で「今必要な技能項目はこれだな」，「今の遂行は技能項目の2点に当たるな」，など無意識に考えており，知識が定着していったと感じた。
作業遂行を観察する力，メモの仕方，観察したことを解釈する力，英語の力についても向上したと感じた。

　そして、無事修了！認定評価者になりました。

AMPS講習会の修了書の画像です。