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海外留学体験談【長期留学】

ヒューストン大学ビクトリア校(アメリカ合衆国)

 
参加学生氏名 中村 朱佐さん
所属 地域創生学科 地域文化コース
留学年次 3年次
期間

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1 学習内容について

 私はこのsemester では,主にデザインを中心とした科目を履修しています。1つ目は,Design Theoryで,毎週2つの文献を読み,それについて授業で話し合いをします。筆者が何を訴えたいのか,何を目的として論文を執筆しているのかなどについて討論します。2月は主にジェンダーについての論文を読みました。論文では,私たちの身の回りのもの,デザインには性別が刻まれている。そしてそれを知ってもらうことでジェンダー化された文化に住んでいることを認識し,社会の権力格差を変えると言う目標を達成する1つの切り札であると言うことを訴えています。6つの文献を読みましたが,筆者によって訴え方は様々です。その違いが非常に面白いと思いました。また,この授業ではプロジェクトも並行しています。プロジェクトでは,ジェンダー化されたもの(例えばキッチン用品→女性的にデザインされているなど)をより中立的なデザインに変換しています。まずは,どの部分に性別が刻まれているのか,そのデザイン,物にどのような歴史があるのかを調べプレゼンテーションを行いました。そして,スケッチをしてデザインアイデアを提案し,最終的には,ポスターを作成しました。全ての工程で,批評をクラス全体で行い,意見やアドバイスをもらいました。

 2つ目の授業は,Typography で主にポスターを毎週作成しています。そこでは,ポスターで使われるデザインを学びながら制作しています。この授業は,4年生向けの授業のため,非常にレベルの高いコメントやアドバイスをもらうことができます。また,クラスメイト全員が積極的でストレートな意見を言うので,傷つく時もありますが,かなりハイレベルな授業だと思います。

 3つ目は,デザイン基礎で主に3Ⅾデザインについて学んでいます。この授業では,課題として粘土を使用して作品を作り,それをクラスに持っていき,クラス全体で一人一人のデザインを見ながら,デザイン基礎を学んでいます。このクラスは他のクラスに比べて授業の時間が長く,集中力が必要です。30代や60代の学生もおり,非常に多様な生徒がいるため会話が弾みます。明るい雰囲気のクラスです。

 最後は,Introduction to cinema です。この授業は,1年生向けのため,基礎的で分かりやすい授業です。毎週映画を事前に見て,クラスでその映画のカメラワーク,音楽,映像機器などこだわりについて話し合います。

2 生活面について(異文化理解や自身の学びにつながったこと等)

 土日は,Theory の文献を読んだり,課題やプロジェクトをするので手一杯ですが,友達とレストランに行ったりなど楽しく充実した生活を送っています。生活面で文化の差を感じたのは,バレンタインです。日本では女性から男性が主流ですが,アメリカでは男性から女性です。スーパーマーケットやモールはピンクや赤色のバレンタインカラーに染まっていました。また,チョコレートもあげますが,バラをあげるのが主流だそうです。14日に,男性は,大きなプレゼントボックスとたくさんの花を持って歩いている人をたくさん見かけ,文化の差を感じました。

中村さん1 中村さん2 中村さん3