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小川 俊輔(おがわ しゅんすけ)

研究者紹介

小川先生画像

所属:地域創生学部 地域創生学科地域文化コース  職位:教授 学位:博士(学術)

研究室:県立広島大学広島キャンパス1913号室

E-mail:bach@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/shun451

研究室Web:/p/s-ogawa/

研究に関する自己PR

私の狭い意味での専門分野は「地理言語学(Geolinguistics)の手法による日本語の研究」です。具体的には,日本語の歴史的,地理的な変遷過程について,文献調査とフィールド調査を組み合わせて解明しようとしています。

研究テーマ

日本語(特にキリスト教用語)の地理言語学的研究,地理言語学の方法論,言語生活の研究,日本語表現法,日本人(特にキリスト教信者)の南米移住史

研究の特徴?内容

【1.キリシタン語彙の受容史】1549 年のザビエル来日を端緒とするキリシタンの伝来により,16 世紀中葉以降,西洋から数多くの言葉が輸入されることになりました。その多くはラテン語とポルトガル語で,スペイン語も含まれていました。今日でも耳にする「キリシタン」,「バテレン」,「クルス」などの語は,16 世紀から使われてきた言葉です。キリスト教に関係するこれらの言葉を「キリシタン語彙」と命名し,主に九州地方における受容の歴史を,フィールド?ワークと過去の歴史的文献史料から考察してきました。

【2.渡来語の受容史】「キリシタン語彙」とともに,「パン」,「ビードロ」,「金平糖」,「カステラ」,「カッパ」などの一般の語も,たくさん日本に入ってきました。これらの語は普通「外来語」と呼ばれますが,特に,16?17 世紀にキリシタンの伝来に伴って輸入されたポルトガル語?スペイン語を「渡来語」と名付け,その受容史を明らかにしたいと考えています。

【3.地理言語学の方法による語史研究】これまでの伝統的な日本語史の研究手法は,「文献史料から言語についてのみ考える」というものでしたが,近年では,文献が書かれた時代の時代状況や文献の社会的?地理的な位置づけ(位相差)に目を配る研究が増えてきています。私も,社会的?地理的視点を取り入れた語史研究を目指して研究を進めています。

【4.キリスト教用語の一般語化】「天国」,「救世主」,「三位一体」など,明治時代にはキリスト教会内部で使用されていた言葉が,最近では一般語として使われるようになってきています。その契機や理由,伝播の過程などについて,今後,研究したいと思っています。

【5.炭鉱労働者?移民の言語生活史】 禁教時代に厳しい生活を余儀なくされたキリシタンの人々は,江戸時代末期以降,新天地を求めて移住を繰り返し,あるときには国内開拓移民として,またあるときには,炭鉱労働者として,また,一部の人々は海外に移民として渡っていきました。彼らが,いかにしてキリスト教信仰を守り,キリシタン語彙を伝えてきたのかについて,少しずつ調査?研究を進めています。キリシタン語彙?渡来語の記述にとどまらず,血の滲むような努力をされて今日を迎えられた偉大な先人たちの言語生活史を書き残す仕事ができればと思っています。

論文リスト

    著書

      キーワード

      日本語学,地理言語学,Geolinguistics,社会言語学,言語生活,国語教育,外来語,キリシタン語彙,南蛮渡来語,南米日系移民

      関連するSDGs項目

      SDGs4SDGs5

      関連情報

      模擬講義「日本語を科学するーわたしと,あなたと,地域と,世界の幸せのためにー」

      https://www.youtube.com/watch?v=-9sL6qCHZag


      所属別一覧