ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 研究者の方 > 研究者?研究紹介 > 研究者紹介 > 菅  裕(すが ひろし)

本文

菅  裕(すが ひろし)

研究者紹介

菅先生がぞ王

所属:生物資源科学部生命環境学科生命科学コース 職位:教授 学位:博士(理学) 

研究室:県立広島大学庄原キャンパス5302号室

E-mail:hsuga@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/borinot/

研究室Web:/p/hsuga/ 

研究に関する自己PR

ヒトは進化の過程でどのようにして多細胞化したのか?この壮大なテーマを、単細胞ホロゾアという、我々がまだ単細胞だった時の姿を今に残す珍しい生物を使って解き明かそうとしています。

研究テーマ

動物多細胞化のメカニズム 

研究の特徴?内容

現在わたしたちが日常生活で目にする生き物は、ほとんどが多細胞、つまり非常にたくさんの細胞から成り立っています。しかし地球上の大部分の生命体は、実は単細胞の生き物で、多細胞生物はむしろ少数派です。多細胞生物の代表格であるヒトなどの動物は、数億年前に単細胞の生き物から進化して、多数の細胞からなるからだを手に入れたと考えられています。

多細胞といっても、単に細胞同士が寄り集まるだけでは成り立ちません。細胞同士の連絡や制御などのメカニズムが重要です。こうしたメカニズムが多細胞システムにとってどれだけ重要かは、これらが壊れることが癌の主原因であることからもわかります。

動物が多細胞性を獲得した数億年前、多細胞システムを作り維持するためのこうしたメカニズムもまた進化したと考えられます。そこには、そうしたシステムを作るためのゲノム(細胞の遺伝情報)の変化が伴ったはずです。なぜなら、生物を作り出すための情報は全てゲノムに書かれているからです。

ゲノムの情報量は膨大です。私たちの研究室では、このゲノムの情報とその進化を調べ、動物がその多細胞性を進化させるにあたって、どのようなイノベーション(革新)を達成したのかを研究しています。そしてこの革新に関与した遺伝子の機能を実験で確認する分子生物学的解析を進めています。 

受験を検討している方々へ

現在わたしたちが日常生活で目にする生き物は、ほとんどが多細胞、つまり非常にたくさんの細胞から成り立っています。しかし地球上の大部分の生命体は、実は単細胞の生き物で、多細胞生物はむしろ少数派です。多細胞生物の代表格であるヒトなどの動物は、数億年前に単細胞の生き物から進化して、多数の細胞からなるからだを手に入れたと考えられています。

多細胞といっても、単に細胞同士が寄り集まるだけでは成り立ちません。細胞同士の連絡や制御などのメカニズムが重要です。こうしたメカニズムが多細胞システムにとってどれだけ重要かは、これらが壊れることが癌の主原因であることからもわかります。

動物が多細胞性を獲得した数億年前、多細胞システムを作り維持するためのこうしたメカニズムもまた進化したと考えられます。そこには、そうしたシステムを作るためのゲノム(細胞の遺伝情報)の変化が伴ったはずです。なぜなら、生物を作り出すための情報は全てゲノムに書かれているからです。

ゲノムの情報量は膨大です。私たちの研究室では、このゲノムの情報とその進化を調べ、動物がその多細胞性を進化させるにあたって、どのようなイノベーション(革新)を達成したのかを研究しています。そしてこの革新に関与した遺伝子の機能を実験で確認する分子生物学的解析を日々行っています。

受験を検討している方々へ

実験モデルとして使用している単細胞生物

/p/hsuga

連携協力を検討している方々へ

進化研究には、膨大なゲノム情報を解析するための分子生物学の技術と、それを比較するためのコンピュータ技術が欠かせません。本研究室ではそうしたexpertiseを活かし、県内の企業や研究所、組合などと共同研究を行い、漆のゲノムを世界で初めて解読するなどの成果を上げています。

論文リスト

    著書

      キーワード

      多細胞性進化、単細胞ホロゾア、細胞接着、細胞間コミュニケーション、バイオインフォマティクス、 

       

      関連情報

      夢ナビ画像 夢ナビ: 県立広島大学の教員による講義  「動物はどうやって多細胞化したか―遺伝子でその謎を解く」

       


      所属別一覧