ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 経営情報学部 > 経営情報学科4年生の研究成果が難関国際会議IEEE AINA2015に採択されました

本文

経営情報学科4年生の研究成果が難関国際会議IEEE AINA2015に採択されました

印刷用ページを表示する 2014年12月25日更新

国際会議の概要

経営情報学科4年生の河本美穂さん(井口高校卒)が取り組んで来た研究テーマの成果を執筆した論文がIEEE(米国電気電子学会)が主催する国際会議である第29回IEEE先進情報ネットワークとその応用国際会議(The 29th IEEE International Conference on Advanced Information Networking and Applications: IEEE AINA-2015)に採択されました.
この国際会議は2015年3月25日から27日に韓国の光州で開催され,世界中から情報ネットワーク分野を専門とする研究者が集まり,会議で発表される研究内容についての議論が行われます.

同国際会議は,情報ネットワーク分野における難関国際会議であり,例年,厳しい審査を経た論文のみが採択される会議です.今年は,472件の投稿された研究論文中から,わずか140件のみが採択されたとのことです(論文の採択率29%).

このような難関国際会議に学部4年生の研究成果が採択された事は快挙であると考えられ,河本さんの日頃の研究に対する努力の賜物であると言えます.

河本さんも,論文の採択通知を受け取り,非常に達成感を感じたと言っており,今後も引き続い研究に邁進する糧になったと言っています.

研究の概要

河本さんの写真
論文タイトル「Message Relay Decision Algorithm to Improve Message Delivery Ratio in DTN-based Wireless Disaster Information Systems」
(和名:DTN技術を用いた災害時無線ネットワークシステムにおけるメッセージ伝達率向上を目的としたメッセージ中継判定アルゴリズムに関する研究

本研究は,災害発生時に通信回線が通話不能となった場合においても,被災者の所有するスマートフォンを用いて,メッセージをバケツリレー的に中継?伝達する事で,災害対策本部に迅速に被災情報を収集することを目的としています.

また,収集された被災情報を統合的に解析する事によって,要救助地域の特定と救援物資量の見積もりを容易にすることで,災害救援?復興を迅速に実現する事を目的とした情報システムの開発について検討した研究です.

本研究は,指導教員である経営情報学科 重安講師と共に,同講師が平成26年度古川技術振興財団研究助成を受け従事している研究の一環として実施されたものです.

ここに,本研究を助成いただいた古川技術振興財団に感謝を申し上げさせていただきます.