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【看護学科】4年生の香川美咲さんが「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2022」に参加しました  ~ 活動を通した学び その1

印刷用ページを表示する 2023年1月11日更新

〇今回のプログラムで国による災害支援の違いを感じた場面や,特に印象に残った学びを教えてください。

 事前研修でトリアージを学んだ際に,国によって用いているトリアージ手法が異なる場合もあるということを知りました。私は将来的に,海外で助産師として災害支援に携わりたいと考えています。チームで活動する際には,メンバー同士で用いる手法に違いがないかを,事前に確認する必要があると感じました。

2災害看護研修プログラム2022

事前研修でのトリアージの体験 写真提供:公益財団法人米日カウンシルージャパン 転載厳禁

 米国研修(オンライン)で学んだ「セルフケア」を重視する考え方がとても印象に残っています。これは2つの場合があります。一つは災害が起こった際に,まずは自分や切な人の安全を確保し,心身が落ち着いた状態で, 看護職としてできる最大限の支援を行うということです。もう一つは, 災害支援時に自分のケアのため, 例えば自分がリラックスできるアイテムを必ず持っていくといったことです。支援するために,まずは支援者が「セルフケア」を行い, 心身ともによい状態でいることの重要性がわかりました。災害時の看護を考える上でこの「セルフケア」の視点を覚えておきたいと思いました。​

3災害看護研修プログラム2022

米国研修(オンライン)  写真提供:公益財団法人米日カウンシルージャパン 転載厳禁

 個々人にとって必要な支援をアセスメントしながら行動することの大切さも学びました。例えば避難所で物資を配る際,平等にと考えると1人1つずつ配る,となります。しかし,例えば粉ミルクを配る際に,母乳が出るお母さんと粉ミルクが必要なお母さんに同じ量を配ると平等とは言えない。対話しながら必要性をアセスメントして配るということが,平等となるということに気づきました。ほかにも,宮城県石巻市での語り部による講話,兵庫県神戸市での避難所運営シミュレーションなど多様なプログラムを通して,災害看護において必要な知識や技能を身に付けることができたと考えています。​

4災害看護研修プログラム2022

石巻市門脇町エリアの視察風景  写真提供:公益財団法人米日カウンシルージャパン 転載厳禁