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平成29年度 重点研究地域課題解決研究活動報告(11)

医療ソーシャルワークにおける医療福祉アクセシビリティ阻害要因に関する研究 ― 重層的生活課題の解決プログラム開発 ―

 

研究代表者

学部?学科

保健福祉学部 人間福祉学科

職位

助教

氏名

湯川 順子

課題提案者

広島県医療ソーシャルワーカー協会

研究課題名

医療ソーシャルワークにおける医療福祉アクセシビリティ阻害要因に関する研究 ― 重層的生活課題の解決プログラム開発 ―

研究の概要

この研究は、生活課題が複雑にからみあい、健康状態が悪化しているにもかかわらず、医療や福祉サービスへつながらないのはなぜか、医療及び福祉へのアクセスのしやすさ(以下、医療福祉アクシビリティ)を妨げる要因を明らかにすることです。また、重篤化する前に医療ソーシャルワーカーが患者の生活課題の全体像を捉えて療養の支援するためのプログラムの開発を目指しています。

活動状況

 

「どうして、こんなになるまで受診しなかったんだろう」「まだまだ地域には受診できずにいる患者さんがいるのではないか」という医療ソーシャルワーカーの疑問を出発点に、広島県医療ソーシャルワーカー協会より課題提案していただき、平成28年度より共同研究として取り組んでいます。

昨年度は、アクセスを受ける側に注目し、広島県内の医療機関とそこで働く医療ソーシャルワーカーの方を対象としたアンケート調査に取り組みました。生活課題をかかえて支援を必要としている患者さんが増えている一方で、医療ソーシャルワーカーは、入院患者の「退院支援」が業務の多くを占める現状が明らかになりました。

今年度は、昨年度のアンケート調査を深める形での医療ソーシャルワーカーへのインタビュー調査やアクセスする側に注目した地域調査を進めているところです。

       湯川     

         

 

問合先

県立広島大学 経営企画室

〒734-8558
広島県広島市南区宇品東一丁目1番71号
電話番号 (082)251-9534(ダイヤルイン)
電子メール kikaku2@pu-hiroshima.ac.jp