ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 研究者の方 > 研究者?研究紹介 > 重点研究事業 > 平成29年度 重点研究地域課題解決研究活動報告(6)

本文

平成29年度 重点研究地域課題解決研究活動報告(6)

印刷用ページを表示する 2017年11月9日更新

広島の地域資源 : 天然記念物の樹木保全と活用 に関する研究

 

研究代表者

学部?学科

生命環境学部?生命科学科

職位

教授

氏名

荻田 信二郎

課題提案者

庄原市教育委員会

研究課題名

広島の地域資源 : 天然記念物の樹木保全と活用 に関する研究

研究の概要

   備北地域には樹齢100‐400年の古木が数多くあり,地域社会に根ざした貴重な文化財として天然記念物に指定されています。対象樹木の老齢化に加え環境悪化によって対応が望まれており,本研究では,対象樹木の調査とクローン増殖研究を実施すると共に(県大知の提供),貴重な文化財を将来に引き継ぐための教育や普及活動(人的交流および地域貢献)に取り組んでいます。

活動状況

 「藤木の桜」庄原市西本町,「永明寺のカヤ」庄原市上原町,「西城浄久寺のカヤ」「浄久寺のヤマフジ」庄原市西城町栗,「大古屋の大もみじ」庄原市東城町内堀,「円正寺のシダレザクラ」庄原市高野町新市などが対象です。それぞれの地域の皆さん,老若男女を問わず地域の貴重な文化財に目を向けてくださるよう,生育調査を継続しています。最近では地域の方からの匿名での情報提供や,現地での聞き取りなどでもご協力いただきました。ありがとうございます。また,クローン増殖技術による種の保全にも取り組んでおり,植物の細胞や小さな植物体が試験管の中で育ちつつあります。

なお,現地調査にはこれまでに学生2名,客員研究員1名が携わっています。また成果の一部は本学の1年生対象(150名超受講)の講義内で,地域協働研究の背景や意義を中心に説明し,学生への情報発信を行っており,今後も講義やセミナー開催等で発信予定です。

  荻田写真1            

葉を茂らせた大古屋の大モミジ(推定樹齢は200年です)

  荻田写真2

元気がなく心配な大モミジ(推定樹齢は200年です)

  荻田写真3

【培養事例】

試験管の中で芽吹き始めた大モミジ(今後の成長が楽しみです)

 問合先

県立広島大学 経営企画室

〒734-8558
広島県広島市南区宇品東一丁目1番71号
電話番号 (082)251-9534(ダイヤルイン)
電子メール kikaku2@pu-hiroshima.ac.jp