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現役大学院の声-研究室紹介(その3) (青柳先生研究室)

印刷用ページを表示する 2024年5月31日更新
青柳研究室 高橋 拓矢



 青柳研究室では植物に着目して研究を行っています。植物は地球の大気圏を循環する二酸化炭素と水を地球外のエネルギーである太陽光を利用して固体化し植物細胞壁を形成します。その構成高分子物質は完全な生分解性を有しており,地球上の炭素循環を支えています。本研究室では植物の循環システムを参考にした多段階滝(カスケード)型リサイクルを念頭に置いて,植物素材を起点とした素材開発の研究を高分子化学?物理化学?有機化学?植物化学を組み合わせて行っています。植物資源を利用する際に循環性を支える化学構造を維持した状態で使用し,廃棄時に植物本来の循環の流れに戻すように設計します。自然から借りた炭素素材を「生態系の資源循環の『流れ』にもどす」,つまり植物の循環利用とは「機能を植物に一時的に借りること(還すことが前提)」であると考えています。循環型社会の実現には、使った後にも意味がある,その自然の循環の形を現代社会の資源の現状と活用,使用後のありかたに反映させることが必要であると考えています。そのために過去?未来50年を視野に入れて「現在の在り方」を考え,植物を物質として扱い素材を作り出し評価しながら「時間の経過」と資源?技術?社会のありようを意識して研究を進めています。

 

現役大学院の声-研究室紹介(その3) (青柳先生研究室)