本文
生命科学コースの研究室紹介の第7回目は、生体ストレス解析研究室(岡田研究室)です。
生体ストレス解析研究室では、「生体はストレスに対してどのように個体レベルで応答しているのか」という大きな研究テーマを掲げて研究を進めています。現在は特に、ストレスの中でも、がんの発生により生じる「Oncogenic- Stress」に着目し「なぜがんができると、全身が不調になり、最終的に死亡に至るのか」という、一見シンプルながら非常に難解な問題に取り組んでいます。
研究室は4月に新しくできたばかりなので、学部3年生6名の精鋭メンバーが中心となっています。メンバーと共に、研究室の立ち上げという大きなミッションを無事に乗り越え、現在は積極的に研究活動をしております。当研究室では、洗練された遺伝学を用いることができるため、個体レベルでの解析に適しているショウジョウバエをモデル生物として用いて、研究を進めています。
図1. ショウジョウバエの餌。餌の中身は主に砂糖と酵母を寒天で固めたもの (毎週、約1000本作成しています)。
図2. ショウジョウバエの観察と実験操作は、顕微鏡下で行います。
図3. 毛の本数や眼?翅の形態の違いを手がかりに、目的の遺伝型を持つ個体を筆を用いて選別しています。
図4. ショウジョウバエの写真。左は野生型の個体、右はがん個体(眼にがんが誘導されています)。
本記事のバックナンバー
研究室および教員に関する情報 *より詳しい教育?研究内容は以下をご覧ください。
新任教員インタビュー岡田准教授