中山 愛理Airi Nakayama

地域創生学部 地域創生学科 地域産業コース?経営学

プロフィール

広島県立安古市高等学校出身
2020年に地域創生学部 地域創生学科 地域産業コース?経営学に入学。平野教授の研究室に所属し、組織論やリーダーシップ論などについて学んでいる。
2020年の秋から2021年の春まで、大学生を対象とした中山間地域の地域課題解決をビジネスプランにする実践型インターンシップに参加し、第28回ひろしまベンチャー育成基金の学生枠「ひろしまヤングベンチャー大賞」を受賞し、2021年には学長表彰を受賞。この活動を通して改めてマーケティングの必要性を実感するのはもちろん、絵を描いたり表現することの楽しさを発見。
さらに知見を広げるため、2023年の夏にフィンランドへ留学。大学で学んだ知識と経験を活かし、広島の地域活性化に携わることが目標。

広島の地域活性化に貢献できるよう、
在学中に様々なことにチャレンジする大切さを実感

私が生まれ育った広島県を、経営という視点で捉えて知識を身につけ、広島県の活性化に貢献したいと考え経営学を専攻しました。中高生の時に平和など文化という視点で広島県を考える機会があり、広島を盛り上げていく地域活性化には経営やマーケティングといった捉え方が必要不可欠だと知ったからです。経営学を学べる大学はいろいろありますが、私が入学するタイミングで現在の地域創生学部が創設されたこと、また経営だけでなく広島県の地域や企業を絡めながら学べる環境だと思い、県立広島大学を選びました。

大学の授業では最新の経営手法やファイナンスを通して、広島の産業や社会について多くのことを学んでいます。平和都市ヒロシマとしての役目や課題などを知り、これからの広島を支えていくために、生まれ育った広島に何が貢献できるかを考えるようになりました。

ただ、私が入学したと同時にコロナが流行し始めて、2年間の大学生活はオンラインでした。オンラインの中で友だちの輪を増やすことは簡単ではなかったこと、そして地域活性化のための視野を広げたいと思い、1年生の秋から2年生の春まで県内の他大学生が集まる中山間地域の課題解決型インターンシップに参加しました。

このインターンシップは実践型で、実際に地域の方とコミュニケーションを図りながら課題を見つけ、どう解決へ導くかを考えました。私は他大学の学生と一緒に「体験を手元に残すカードコレクションゲーム~Yattem!(読み:やってみ)」を企画しました。北広島町を舞台に、田舎に埋もれている「おもしろ体験スポット(アクティビティ)」で体験したことをカードとして手元に残す仕掛けを作り、カード集めが好きな子どもがいる家族をターゲットに、何度も行きたくなるリピート性や様々なところへ回りたくなる回遊性の機能を持たせています。

私はみんなから出るアイデアを図にして分かりやすくまとめたり、プレゼンテーションの資料などを作成しました。この活動で活かされたのは、大学で学んでいるマーケティングの知識でした。プランを作る上で、ターゲットを誰にするのか、課題は何なのか、課題解決のために何を作るのか、コストはどれくらいなのか。

日々知識として吸収していたことを実践で活かすことができ、これからも忘れることのない生きた知識になったと感じています。今回制作した「Yattem!」は第28回ひろしまベンチャー育成基金の学生枠「ひろしまヤングベンチャー大賞」を受賞し、また学長表彰をいただくことができ、挑戦してよかったと思います。

所属しているゼミの先生の勧めもあり、4年生の夏から4ヶ月ほどフィンランドへ留学します。私は広島県から出たことがないため、地域活性化を考えたときにどうしても視野が狭くなることを感じていました。だからこそ世界の視点で日本、広島を捉えながらいろいろなアイデアや考え方を身につけたいと思います。そして卒業後は、大学で学んだ知識と様々な経験を活かして、広島の地域活性化やまちづくりに携わっていくことが目標です。